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WordPressの高速化が必要な理由と設定方法


ページ高速化後のGT Metrixのスコア

WordPressは静的なHTMLのページと比べると、ページの表示速度が遅くなってしまいます。

ページスピードを高速化すると、「SEOに効果がある」、「コンバージョンレートが上がる」と書かれている記事をよく目にします。これらのページスピードの高速化を行う理由について解説し、詳しい設定方法が書かれている記事も紹介します。

この記事を読めば、WordPressの高速化が

  • なぜ必要なのか
  • どういった効果があるのか
  • どうやって設定するのか

がわかります。

ページ速度の高速化を行う理由

私は、ページの表示速度は、できるだけ早くなるように注意しています。その理由として、ページの表示速度は、Googleのランキング要因になっているという点があります。しかし、それよりも大切な理由があります。

  1. ページの表示速度が遅と、ユーザーが見ていてイライラする
  2. 完全に読み込みが終わるまでに、ブラウザを閉じる、もしくは元のページに戻る
  3. アクセスがあってもユーザーが離脱し、コンバージョンに至らない

このように、「サイトを訪問したユーザーが、ストレス無くサイトを閲覧できる」という点は非常に重要です。どんなにキレイなデザインであっても、ユーザーが使いにくいサイトは改善が必要だと思います。

ページ表示速度の高速化をすると、何の効果があるの?

ページ速度を高速化すると、「SEOで効果がある」、「コンバージョンレートが上がる」と、いろいろなブログで書かれています。参照元を明記していない記事が多いので、参照元を明記して解説します。

SEOの効果

ページスピードの高速化は検索ランキングの要因になっていると、2010年にGoogle公式のウェブマスターブログ(英語)で発表されています。日本語の解説記事を紹介します。

Googleがついに順位決定に表示速度を使い始めた(公式発表) | 編集長ブログ―安田英久 | Web担当者Forum

この記事は、「アメリカのGoogle.comでページの表示速度がランキング要因になった」と伝えている記事であり、「日本のgoogle.co.jpでページの表示速度がランキング要因になった」という記事ではありません。

「日本のgoogle.co.jpでページの表示速度がランキング要因になった」という公式な発表はされていません。しかし、ランキング要因に2012年の時点で組み込まれているようです。詳しくは、以下の記事を参照してください。

ページの表示速度は日本でもランキング要因になっていた 〜 Google社員に尋ねた11個の質問 at #SMX Advanced Seattle 2012 | 海外SEO情報ブログ

コンバージョンレートの改善効果

ページ表示速度がコンバージョンレートに与える影響についてネットで検索すると、こういった情報をよく目にします。

  • Amazonがサイト表示が0.1秒遅れる度に、売上が1%減少すると発表した
  • ページの読み込み速度が1秒遅くなる度に、コンバージョン率が7%下がる

参照元を記載していないサイトが多いので、ソースを記載します。

Amazonがサイト表示が0.1秒遅れる度に、売上が1%減少すると発表した

Amazon公式のソースは見つけることができませんでしたが、Greg Lindenさんのスライドで要点がまとめられています。

Gregさんは、Amazonのレコメンドエンジンを設計し、その後にAmazonでパーソナライズチームを率いた経験を持っているそうです。その経験を元にした、「データを用いて、サイトをどうやって改善するか」というテーマのパワーポイントのスライド(英語)です。

スライドにノートがついているので、ノートの内容を読むと大まかな内容を把握できると思います。

ページの読み込み速度が遅いと出てくる悪影響のデータ
Make Data Useful

このスライドをダウンロードできる、Gregさんのブログのページのリンクも紹介します。

Geeking with Greg: Slides from my talk at Stanford

ページの読み込み速度が1秒遅くなる度に、コンバージョン率が7%下がる

gomez.comとakamai.comの調査がソースです。インフォグラフィックとしてまとめられています。

How Loading Time Affects Your Bottom Line
How Loading Time Affects Your Bottom Line

PDF版もあるので、リンクを紹介します。

How Loading Time Affects Your Bottom Line(PDF版)

このインフォグラフィックの中で、大切な点を訳しました。

  • 顧客の47%は、2秒もしくはそれ未満で、ウェブページが表示されることを期待している
  • 40%の人は、ウェブサイトの読み込みが3秒以上掛かると、見ることをやめてしまう
  • ページの反応が1秒遅れると、コンバージョンレートが7%下がる

How Loading Time Affects Your Bottom Line

「ページ表示の高速化は、売上に直結する重要な要素の一つ」ということがわかりますね。

このインフォグラフィックに関する日本語の解説記事も紹介します。鈴木謙一さんのWeb担の連載記事です。

ページの読み込み時間が1秒遅れるとCVRが7%ダウンする | 海外&国内SEO情報ウォッチ | Web担当者Forum

その他の参考記事

Googleが公表した調査結果に関する、鈴木さんの解説記事です。モバイル端末向けのページスピードが遅い場合の悪影響について、わかりやすく解説されています。

表示速度が1秒→7秒、直帰率は113%↑。モバイル向けサイトのUXはとにかくスピードが命 | 海外SEO情報ブログ

英語ですが、ページ表示の高速化がコンバージョンレートに及ぼす影響と高速化対策について、非常にわかりやすくまとめられたMozの記事も紹介します。

How to Improve Your Conversion Rates with a Faster Website – Moz

ページ表示速度の高速化は、SEOだけでなくコンバージョンレートを向上させる点でも役立ちます。地道な対策が未来の売上アップに繋がると信じて、高速化対策を行いましょう。

WordPressの高速化の手順

WordPressの高速化の手順は、バズ部の記事で詳しく解説されています。

WordPress高速化|1秒前半で表示する誰でもできる簡単な方法

私は、この記事で解説されている高速化の設定の中で、EWWW Image Optimizerで画像のサイズ圧縮、Head CleanerでHTMLソースを改善、W3 Total Cacheでキャッシュによる高速化を行っています。Cloud FlareのようなCDNサービスは使っていません。

CDNサービスを使わない理由は、以前WordPressプラグインのJetPackでCDNの設定をした時に、大切なアフィリエイトリンクのGIF画像が透明画像でキャッシュされてしまったので、それ以来トラウマになって使えません…

SNS Count Chacheも使うと更に高速化を実感できる

ブログを読んでいると、TwitterやFacebookのシェアボタンが遅れて表示されて、読み込み時にガクガク画面が揺れて見にくいと感じることはありませんか?SNS Count Chacheのプラグインも使うと、TwitterやFacebookのシェアボタンの表示が速くなり、ページの表示速度が速くなったことが体感できます。

シェアボタンの表示が遅い原因は、ページが表示される毎にシェア数を各SNSのサーバーに読みに行っているからです。シェア数をキャシュとして保存し毎回読みに行く必要が無いため、シェアボタンが素早く表示されます。

高速化対策前後のページスピードの変化

高速化対策を行う前の体感的なページの表示速度は、モバイル、パソコン共にワンテンポ遅れてページが表示されて、そこから遅れてFacebookやTwitterのシェアボタンが表示される感じでした。ブラウザを閉じたくなるほどではありませんが、対策が必要だと感じました。

高速化対策前のスコア

PageSpeed Insight

高速化実施前のモバイルのPege Speed Insightsのスコア

ページ高速化実施前のPage Speed InsightsのPCのスコア

GTmetrix

ページ高速化実施前のGT metrixのスコア

高速化対策後のスコア

PageSpeed Insight

ページ高速化後のPage Speed Insightsのモバイルのスコア

ページ高速化後のPCのスコア

GTmetrix

ページ高速化後のGT Metrixのスコア

大した数値ではありませんが、一応改善が見られました。「サクサク表示される」くらい速くなったことが実感できるようになったため、OKとしました。

SNS Count Chacheを使うとシェアボタンの表示も高速化されるので、表示速度で大きなストレスは感じませんでした。

高速化対策、その後…

この記事の下書きを書いたのが1年以上前なので、この高速化の結果は当時の結果です。それから現在はどうなっているかというと…

Page Speed Insights

しばらくした後のモバイルのpage speed insight

しばらくした後のデスクトップのpage speed insight

GT Metrix

しばらくした後のgt metrix

悪化している…サムネイル画像のサイズが大きすぎるので、スコアが悪いようです。テーマをいじらないとダメですね。

皆さんはこうならないように、しっかりと対策を行ってください。

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